スコットランドは王国として成立した9世紀からイングランドに併合される18世紀までの間、独自の文化・文明を築いてきたため、様々な場所にその土地性を活かしたお城が築城されました。

スコットランドの代表的な古城はスコットランドの首都であるエディンバラにある"エディンバラ城"とスコットランドの東海岸の断崖絶壁の上に佇む孤高の古城"ダノター城"などがあげられます。

スコットランド北西部、ドゥイッヒ湖の北西の畔にひっそりとたたずむアイリーンドナン城。湖の小さな島にひっそりとたたずむその姿は、しばしば映画やテレビにも使用されることもあるスコットランドを代表する人気の古城です。

アイリーン・ドナン城は今から遡ることおよそ800年前の13世紀初頭ごろに築城されましたが、18世紀に政府軍によって破壊され城としての役割を果たせなくなり、200年近く廃墟と化していました。しかし、1919年に再建され始め、1955年からは一般に公開されるようになりました。

アイリーン・ドナン城は、エディンバラ城などの他の古城を凌ぎ、スコットランドの中で最も多く写真に撮られるお城と言われています。そう言われている通り、周囲の山々や湖との美しいバランス、見る角度、時間帯によって様々な表情を見せてくれます。

ライトアップされたアイリーン・ドナン城は特に美しいですが、ドゥイッヒ湖の湖面が風で揺らがずに穏やかな状態だと水鏡の役割を果たし、ライトアップされたアイリーン・ドナン城が湖面にも映し出され幻想的な光景を生み出します。

いかがだったでしょうか。スコットランドに行ったら、スコットランドの中で最も多く写真に撮られる美しいお城"アイリーン・ドナン城"を訪れてみてくださいね。