”紅葉”と”雪”を両方 楽しみたいあなたへ!秋と冬を同時に楽しめる「欲張りスポット」

紅葉も見たいけど、雪景色も楽しみたい。そんな欲張りなあなたにおすすめの場所があります!「立山黒部アルペンルート」北アルプスを貫き、富山と長野を結ぶ山岳観光ルートです。最高標高2,450mまで行けるにもかかわらず、過酷な登山の必要はありません!乗物を乗り継ぐだけで雲上に行けるのです。立山黒部アルペンルートはいち早く秋が訪れ、10月下旬頃には上からゆっくりと冬が下りてきます。11月頃にはスキーを楽しむ方々も。今回は、紅葉も雪も楽しめてしまう立山黒部アルペンルートをご紹介します。

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このまとめ記事の目次

「立山黒部アルペンルート」とは?

北アルプスを貫き、富山と長野を結ぶ山岳観光ルートです。
立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数のスポットで、総延長37.2km、最大高低差は1,975m。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあります。
富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」まで乗り物を乗り継ぎ、いくつもの景勝地を通って気軽に、雲上に広がる立山黒部の雄大な大自然を満喫することができます。

いち早く訪れる秋!

『室堂(むろどう)』は標高2,450mなので地上よりも早く秋が訪れます。
9月中旬にはタカネナナカマドやウラジロナナカマド、ミネカエデ、チングルマが色づきはじめ、3000m級の立山連峰が赤、黄、緑に染まり、見事な紅葉を見せてくれます。
高山植物の「チングルマ」は夏は愛らしい白い花びらなのですが、秋になると風車のような綿毛になり、葉は美しい赤色に染まり、室堂平に彩りを加えてくれます。

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9月下旬頃になると『弥陀ヶ原(みだがはら)』の紅葉が見ごろになります。
標高1600m〜2000mのなだらかな溶岩台地に広がる弥陀ヶ原。木道が敷かれた湿原にはガキ田とよばれる水たまりが点在し、ワタスゲなど高山植物の宝庫でもあります。秋にはナナカマドやミネカエデが色づき、山肌が赤や黄に染まります。
雲海の出現スポットとしても知られ、紅葉の湿原とその向こうに雲海が広がる絶景を眺められます。

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弥陀ヶ原と同じく、9月下旬頃には『大観峰(だいかんぼう)』~『黒部平(くろべだいら)』エリアの紅葉が見ごろになります。
標高2316mの大観峰は、後立山連峰を背景に、黒部湖やタンボ平を一望できます。
大観峰駅と黒部平駅をつなぐロープウェイは視界を遮る支柱がなく、眼下に広がる鮮やかな紅葉はまるで一枚の絵のようです。高山に雪、中間に紅葉、山麓に緑という「三段紅葉」をロープウェイで移動しながら楽しめるのもこのエリアの醍醐味で、黒部平駅からは「三段紅葉」の中を飛ぶように進むロープウェイを見ることが出来ます。

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黒部平駅 (Kurobedaira Sta.)

富山県芦峅寺ブナ坂外11国有林

3.06 110
10月下旬頃になると秋は『美女平』まで下りてきて、森林浴のの穴場スポットでもある美女平では、紅葉に彩られた木々のトンネルを楽しむことが出来ます。
富山県立山側の玄関口となる美女平は標高約1000m。立山杉やブナなどの原生林が生い茂り、日本有数の野鳥の楽園でもあります。美女平駅舎前にある美女杉は恋愛成就の杉として知られる人気のパワースポットです。

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美女平

富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂美女平

3.05 120

徐々に降りてくる冬!

10月中旬頃からは「室堂」では積雪の兆しがあらわれます。気付けばあっという間に雪が積もり、11月頃にはスキーが楽しめるようにまでなります。
室堂には「雷鳥沢キャンプ場」があり、毎年 雪に穴を掘りテントを張るスキーヤーや登山者で賑わいます。夜には満天の星空が視界いっぱいに広がり、幻想的な光景を見せてくれます。

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11月頃になると「弥陀ヶ原」も雪化粧を始め、雲海と一緒に雪原を見ると どこからどこまでが雪で雲なのか曖昧になり、なんとも幻想的な光景になります。
特に夕陽に染められた雲海と雪原は素晴らしく、いつまでも眺めていたくなるような絶景です。雲海と雪原の境界が曖昧になり、幻想的な絶景がどこまでも続いているように感じます。

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まさに冬と秋の境界線!

一番標高が高い「室堂」に一番早く冬がやってきます。
10月下旬頃に室堂へ向かうと、室堂へ登る間に、秋から冬へ景色が変わる様を見ることが出来ます。
「美女平」や日本一の落差を誇る「称名滝」、「黒部ダム」の紅葉を楽しみ、室堂まで行くにつれて景色はだんだんと冬に変わります。

(※11月30日にはアルペンルートの運行が終わってしまうのでご注意ください)
「称名滝」は10月下旬~11月上旬まで紅葉が見られるのでおすすめです。
立山駅から「称名滝探勝バス」が運行しており、称名滝バス停から滝が間近で見られる”滝見台園地”までは片道30分の舗装された遊歩道を歩きます。

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秋と冬の景色を両方一度に見られるおすすめのスポットは、「田んぼ平」です。

「田んぼ平」とは「大観峰」~「黒部平」の中間エリアで、ロープウェイから見渡せる場所になります。大観峰付近は白く雪が積もり、黒部平付近は紅葉が彩る。まさに季節の境界線のような、そんな不思議な景色を見ることが出来ます。

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最後に。

紅葉も見たいけど、雪景色だって楽しみたい。そんな欲張りな夢をかなえてくれる場所が
「立山黒部アルペンルート」です。
短い夏が終わり、徐々に山が秋に色づきはじめ、上からゆっくりと冬がやってきます。
見頃真っ盛りの紅葉も美しいですが、冬に変わりかけの少し哀愁漂う紅葉もまた違う趣があり美しいのです。紅葉のピークを過ぎれば混雑も軽減されるので、意外と穴場の時期です。

紅葉を見飽きた方や一風変わった紅葉を見たい方に、ぜひともおすすめのスポット。
次のお休みには、立山黒部アルペンルートに足を運んでみてください。
※この掲載内容は平成29年11月8日時点のものです。訪れる際には事前の情報確認をお願いいたします。

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