浙江省天台山 天台宗発祥の地、道教ゆかりの山(二)

陳隋の国師の智者大師は、天台で仏法を研鑽し天台宗を開きました。石梁方広寺は、仏典に記載されている五百羅漢の総道場であり、仏教の聖山の地位を確立しています。紫陽真人張伯端は『悟真篇』を著し、道教の丹鼎派南宗を開きました。また、日本の高僧最澄や高麗の高僧義天なども修行に訪れ、名声は遠く海を越え伝わっていました。

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天下の奇観、石梁飛瀑

石梁飛瀑(せきりょうひばく)は天台県中心から23kmの山の中にあります。渓流沿いに登ると山並みの木々、そびえる古木、岩や切り立った峰々など歩むごとに景色が変わります。

石梁飛瀑(住所:台州天台県石梁景区 ※天台県中心地より23km)
長さ7mの石梁が横たわる下を40mの三段瀑布がごうごうと音を立てて流れ落ちるその景観は、他に類を見ない天下第一の奇観と言われています。山水が一体となった見事な景観に多くの文人墨客が作品を残しました。

赤城栖霞

天台八景のひとつ赤城山は、高さ306.5mの孤山で、水の浸食によってできた天台山唯一の丹霞(たんか)地形の景観地です。丹霞地形とは赤い堆積岩が隆起した切り立った断崖を特徴とする地形のこと。朝焼けや夕焼けが美しく、山全体が紫色の霞に包まれるため「赤城栖霞(あかぎせいか)」と呼ばれています。中国では珍しく仏教と道教が同居する赤城山は、数ある洞窟のうち18個に名前があり、いずれも仏教と道教の遺跡となっています。
天台八景のひとつ赤城山は、高さ306.5mの孤山で、水の浸食によってできた天台山唯一の丹霞(たんか)地形の景観地です。丹霞地形とは赤い堆積岩が隆起した切り立った断崖を特徴とする地形のこと。朝焼けや夕焼けが美しく、山全体が紫色の霞に包まれるため「赤城栖霞(あかぎせいか)」と呼ばれています。中国では珍しく仏教と道教が同居する赤城山は、数ある洞窟のうち18個に名前があり、いずれも仏教と道教の遺跡となっています。

赤城栖霞(住所:※天台県中心地より2km)

天台山と日本

天台山は1年中霧に包まれ、雲霧茶の生産がさかんです。皇帝の治療のために献茶されたり、有名な文献にも記載されています。鑑真が天台宗の経典を持ち帰り、日本で天台の教義を広めたことが天台山と日本の文化交流の始まりでした。そして最澄が帰国の折に種を持ち帰り、比睿山に「日吉茶園」を作りました。
最澄は延暦寺で日本の天台宗を開き、国清寺は日本の天台宗の祖となりました。毎年、ふるさと参拝に訪れる日本人僧侶はのべ数千人に上り、中日文化交流の窓口となっているのです。
【天台山へのアクセス】
天台山には空港がないため上海からバスに乗り、天台県まで5時間です。天台山の各景観区は路線バスで移動できます。

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